「うちの子供には、早くから英語を喋れるようになってほしい」
「グローバル社会で活躍できるように、英語を学ばせないと…!」
こう思う親御さん、多いかと思います。まさしく私もその一人で、できれば娘にはいずれ英語を喋れるようになってもらい、日本だけでなく、どこでも活躍できるようになってほしいなと、そう思うわけです。
ただ、だからと言って英語塾に入れようとか、高いお金を投資して英語を学ぶカリキュラムをやろうとか、そうは思っていません。
私自身、英語をいつか話せるようになりたい!と思い、長い年月をかけて独学を続け、ようやく話せるようになってきたところですが、その立場からしても、子供に英語の勉強を強要するのは得策じゃないと思うんです。
幼児期や小学生の時期は、英語を特別な「勉強」として捉えるのではなく、遊びや楽しい動画といったエンターテイメントを通して自然に触れていくことが大事だと感じています。
楽しんで続けられるものに、毎日少しずつ触れていくこと。これが、英語学習の第一歩として最も効果的だと私は確信しています。
毎日、ほんの数分でもOK。好きなキャラクターが出ている英語の動画を見る、英語の歌を一緒に歌う、簡単な英語のゲームで遊ぶ。そうした小さな積み重ねが、将来的に大きな差を生むと私は考えています。
我が家の例で言えば、Peppa Pigや、Bluey、Word Party などの幼児向けコンテンツは楽しそうに見ています。楽しめれば毎日続くので、子供に合ったコンテンツを見つけたいですね。
多くの子供にとって、集中力を長時間続けることは難しいものです。
無理に机に座らせて英語の勉強をさせようとしても、なかなか集中できず、嫌々続けることになりかねません。そして、最も避けたいのは、英語そのものを嫌いになってしまうことです。
実際、文部科学省の調査によると、小学校高学年で英語学習が「好き」と答える割合は、学年が上がるにつれて減少する傾向にあります。これは、勉強としての英語に触れる中で、楽しさを見出せなくなってしまう子供たちが少なくないことを示唆しているのではないでしょうか。
もちろん、英語塾に通うこと自体を否定するわけではありません。しかし、大きなお金をかけて塾に通わせたり、市販の教材で熱心に勉強させたりしても、お子さん本人が楽しんでいなければ、期待したほどの効果が得られないことが多いのが現実です。
英語学習は、短期決戦で成果を求めるべきものではありません。特に幼少期においては、すぐにペラペラと話せるようになることを期待するのではなく、将来英語をスムーズに習得するための「下地」を作ることが重要です。
毎日少しずつ、英語に触れることが当たり前の環境を作る。それが、長期的に見て最も効果的な英語学習法だと私は考えます。
最終的に英語が話せる、使えるようになることが目標であり、それが子供の頃である必要は全くありません。大人になってからでも、十分に英語を習得することは可能です。
私の娘も、英語自体に興味があるものの、いわゆる「勉強」のような形式はあまり好みません。過去に比較的簡単な英語のカリキュラムを試したこともありますが、残念ながらあまり効果は感じられませんでした。
しかし、英語がわからなくても楽しめる海外アニメや歌の動画は、彼女にとって別格です。夢中で見ているうちに、時折出てくる簡単な英単語やフレーズを自然と口にするようになりました。
「Do you like ~ ?」みたいな文も、歌で覚えたのか自然に出てきたりします。それに対する返答も遊びで行うと「Yes,I do」や「No, I don’t」といった言葉自然に出てきます。きっと勉強では覚えられなかったことでしょう。
この経験から、子供にとって英語は「勉強するもの」ではなく「コミュニケーションの楽しいツール」として認識されることが、何よりも大切だと改めて感じました。
今すぐ子供が英語を完璧に話せるようになる必要は全くありません。
それよりも、まずは母語である日本語をしっかりと使えるようになることの方が重要です。日本語で豊かな表現力や思考力を養うことは、将来英語を学ぶ上での土台となります。
英語学習で最も大切なのは、勉強としてではなく、楽しいアクティビティを通して毎日少しずつ英語に触れる習慣を作るこ。
私も娘と一緒に、好きな英語の動画を見たり、英語の歌を歌ったり、簡単な英語のゲームで遊んだりしながら、英語に親しむ時間を大切にしていきたいと思っています。
焦らず、長い目で、お子さんが英語を好きになるきっかけを作っていくこと。それが、小学生からの英語学習において最も重要なことだと私は信じています。
唯一、英語の勉強として楽しんで行えたのはうんこドリルの英語でした。英語に限らず、うんこドリルはどれも素晴らしいです…。これはおすすめさせていただきます。